皆さん、こんにちは。代表の熊宮です。

気がつけば、もう4月。桜の花が美しい季節となり、同時に新年度が始まりましたね。この時期は、なんだか空気が新しくなるような、背筋が伸びるような気持ちになります。

私の人生を振り返ると、毎年この時期は、一つの区切りとして、気持ちを新たにしてきたように思います。造園・外構の仕事を始めてから、もう随分と経ちますが、いくつになっても、この始まりの感覚は大切にしたいものですね。

さて、新年度にあたっての抱負、ということですが、大それたことを言うつもりはありません。これまで通り、一つ一つの仕事に、誠実に向き合っていく。まずはこれが基本です。お客様が大切にされているお庭や空間を、より良くするためのお手伝いをさせていただく。その責任の重さを、改めて噛み締めています。

昨年も、様々なお客様との出会いがありました。難しいご要望もありましたし、天候に悩まされた現場もありました。あのときは正直、迷った場面もありましたが、スタッフたちと知恵を出し合い、なんとか乗り越えてきました。完成した時のお客様の笑顔を見ると、苦労も吹き飛んでしまう。結局のところ、この喜びのために、私たちは仕事をしているんだなと、再認識させられるんです。

今年は、これまでの経験を大切にしながらも、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。造園の世界も、時代と共に変化していますからね。例えば、環境に配慮した素材の活用や、より効率的な作業方法の導入など、好奇心を持って学び続けたい。これは、会社としての成長だけでなく、私自身の成長のためでもあるんです。

それから、もう一つ。若い世代の職人を育てていくこと。これも私の大切な役割だと考えています。技術はもちろんですが、仕事に対する心構えや、お客様との向き合い方。私がこれまで経験してきたことを、しっかりと伝えていきたい。彼らが自信を持って仕事に取り組めるようになることが、会社の未来にとっても、業界全体にとっても、重要なことだと思っています。

プライベートな面では、相変わらず茶道や読書、自然散策といった趣味を、細々と続けていくつもりです。忙しい毎日の中でも、心を落ち着かせたり、新しい知識を得たりする時間は、私にとって欠かせないものです。特に、自然の中を歩いていると、仕事のヒントをもらえることも少なくありません。やはり、私たちの仕事は自然と共にあるのだと実感しますね。

こうして考えてみると、仕事も私生活も、結局は日々の積み重ねなのだと感じます。特別なことをするのではなく、目の前にある一つ一つに、丁寧に向き合っていく。その先に、新しい発見や成長があるのではないでしょうか。

新年度、皆さんはどんなスタートを切られましたか?

それぞれに目標や抱負があることと思います。

さあ、今年度も一日一日を大切に、皆さんと共に、実りある一年にしていきたいものです。

引き続き、熊宮庭苑をどうぞよろしくお願いいたします。